考察 / まだわかっていないこと
写真と思い出は、この作品でどう違うものなのか
思い出という言葉が出てくる回があります。花びんのリボンについて、焼いたものについて、買ったばかりの茶碗について。どれも、ものに結びつけて語られます。
写真も出てきます。並べて見せ合い、しまい、拾われる。こちらは、ものそのものです。
二つの扱いが違います。 思い出は、ものに付くと語られます。写真は、ものとして残ります。付くものと、残るもの。
問いはこう置けます。この世界では、覚えていることがどこに置かれているのか。 頭の中ではなく、ものの側にあるように描かれる回があります。茶碗に思い出が付いた、という言いかたが出る回はそのひとつです。 そう読んでよいのかどうかは、示されていません。
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。