考察 / まだわかっていないこと
この世界の外の曲を、住人はどこで覚えたのか
本編の絵の中で、この世界の外の曲が歌われる回があります。合唱で歌われる曲、広告のために作られた歌、手あそびの歌、正月に流れる曲。どれも絵の文字を読んで確かめられます。
歌われていること自体は描かれます。覚えた場所は、一度も描かれません。
手がかりが無いわけではありません。第179話には音楽のトコと呼ばれる場所があり、スピーカーの前に住人が集まっています。聞きにいく場所はあることになります。けれど、そこで何が流れているのか、誰が選んでいるのかは出てきません。学校も、練習も、教える者も出てきません。
第431話では、家にひとりでいる者が合唱曲を歌います。合唱曲は、ふつうは誰かと歌うために覚えるものです。ひとりで覚えることもできますが、そのきっかけは描かれません。
第894話では、お店の歌が得意な曲だと言われます。その店がこの世界にあるのかどうかも、確かめられません。
問いはこう置けます。外の曲があるということは、外の暮らしもあるということなのか。 それとも、曲だけが根を持たずにこの世界に漂っているのか。
この問いが立つ回
揺れた記録
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。