考察 / まだわかっていないこと
うさぎは話せないのか、話さないでいるだけなのか
うさぎは、声をよく出します。叫ぶ回、くりかえす回、重ねる回。量でいえば、住人のなかでもよく響いているほうです。出ていないのは声ではなく、文のほうです。
話が通じていないようには描かれていません。頼まれたことをこなし、相手の話に応じて動き、場をひっくり返すこともします。聞き取れているのに、返すときだけ文にならない。
ここで問いが割れます。文にできないのか、文にしないでいるのか。 前者なら、体や仕組みの話になります。後者なら、選んでいることになります。どちらかを決めさせる場面は出ていません。口数について触れる回はありますが、そこでも理由には触れていません。
巷では、話さないほうを選んでいると読む説がよく語られます。根拠は、器用にふるまう場面の多さです。ただ、器用であることと、文を使えることは別のことです。
この問いが立つ回
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。