考察 / まだわかっていないこと
いやだと声に出す場面は、何を断っているのか
いやだと言う場面が、何年にもわたって出てきます。網の中で、立入禁止の板の前で、うわさを聞いたときに、逃げるときに。場面はばらばらです。
共通しているのは、断っていることそのものです。 何がいやなのかは、そのつど違います。危ないこと、乗り気でないこと、受け入れたくないこと。
この世界では、断ることがあまりうまくいきません。仕事は受けることになり、行くことになり、巻きこまれます。それでも、いやだという声は出続けます。
問いはこう置けます。断る言葉が通る場面は、あるのか。 通らないのだとしたら、その言葉は何のために出ているのか。通らないと分かっていても言うという形が、この作品の中でくり返されているように見えます。数えれば、確かめられます。
この問いが立つ回
触れているが、絵で確かめていない回
3文(各話の下に置いている短い言葉)を引いて見つけた回です。 絵を開いて確かめてはいないので、確かめた回とは分けて置いています。
この問いの方針
ここには答えを書きません。作中で説明されていないことを、 説明されていないまま置いています。 語られている説を並べて比べているのは考察のほうです。